
母国外で生きる方々には、本当に食べたい母国の食べ物が非常に入手しづらい、という課題があります。国際結婚、留学、単身赴任、挑戦など、母国外に住む理由はさまざまです。
つらい時、あと一歩頑張りたい時に、「食」から元気をもらった経験は、誰にでもあると思います。大切な人との時間が、「食」でもっと幸せな時間になったこともあるはずです。
わたしたちは、これまで手に入らなかった母国の味を、世界中のどこにいても食べられるインフラを創っています。
WASOは、自社で企画開発、製造から配送網までのバリューチェーンを有する、ロンドン拠点のオンラインスーパーです。
これまで上記の課題は、店舗型の特化型スーパーが一部解決してきました。しかし、店舗ではスペースが限られているため、ニッチな商品はなかなか販売されません。また、欧米では規制によって輸入ができない商品も多くあります。わたしたちは、店舗からオンラインに移り、大規模な製造機能を自社で持つことで、母国の味が手に入りにくいという問題を、グローバルレベルで根本から解決しようとしています。
その一歩として、2024年に自社輸入を、2025年に自社製造を始めました。輸入が難しい薄切り肉は自社で製造し、賞味期限の短い商品は日本から空輸しています。自社キッチン「WASOキッチン」では、素材のカットから加工まで手作業で行い、毎日できたてをつくっています。

日本食以外のジャンルも含めて、2030年までに7カ国での展開を目指しています。「本当に食べたい母国の食べ物が非常に入手しづらい」という課題は、日本人だけの問題ではないからです。
2020年3月にロンドンで本事業を始め、いまはUK全土(イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド)にお届けしています。2025年には香港向けオンラインストアを開設し、2026年2月にはフランスへサービス提供エリアを広げました。品揃えも日本食にとどまらず、香港や韓国をはじめ、アジア各国の食品に広がっています。この2年で、購入者数は約4.5倍、取扱商品数は約3.7倍に増加しました。


元気を出したい時に食べたいと思う食べ物はなんですか?
イギリスに10年以上住んでいますが、少なくとも僕は日本の食べ物です。国際結婚、挑戦、留学、エクスパット、さまざまな理由で母国外で暮らす人がいます。でも、ほぼすべての食のインフラはマジョリティに最適化されています。
大切な人や家族と、母国の食べ物を囲んで起こる笑顔や幸せが見たい。皆が挑戦してガッツポーズをしている姿が見たいです。
今まで食べる事ができなかった母国のあらゆる味を、世界のどこにいても食べられる、そんなインフラを創れると信じています。ほんの少し興味がある、程度でも構いません。カジュアルにお話しできれば嬉しいです。
Founder & CEO 吉村 俊宏